タイトル: 日韓のかけ橋は、まず通訳から・・・・

 

去年の6月に金オッキョン先生の聖会があった時、私は行きたくないという思いになりました。

その理由は『もしかしたら通訳がないかもしれない、』と心配になったからでした。

 

しかし、コンジン執事さんに、『早く行って、前の方に席を取りましょう。』と言われたので、

クンミドゥン教会に4時間前に行きました。着いてみると、誰もいないので、とても暇でした。

 

やっとお昼になった頃、その教会の担任牧師である、ビョン・スウ先生の説教を、プロジェクタに映し、みんなで聞いていました。しかし、通訳がなかったので、私は、ボーとしていたら、コンジン執事さんが、気を使って、私に通訳をしてくれました。

 

その時のビョン・スウの先生の、説教の内容はこうでした。

『御言葉と、説教とは、頭で聞いてはいけません。御言葉と説教は、口で食べて、

 お腹に入れなさい。御言葉がお腹に入る時、それが霊の深い悟りなのです。

 

私の霊が悟った状態で語るならば、私のお腹をとおして、口からあふれ、相手の霊に入っていく     のです。それが、まさに、私の腹から、生ける水となって、流れるのです。

説教者の霊から語られる説教、そこには悔い改めが起きます。それが聖霊の啓示である、

レーマ的説教なのです。

 

しかし、自分の頭で、聞いた説教を語るなら、相手の心には行きません。

頭で理解した説教は、相手の頭に残るだけで、悔い改めが起きないからです。

 頭で聞いた説教を、そのまま語るのは、ロゴスの説教であり、最悪のメッセンジャーです。

ですから、御言葉、説教は、口で食べて、お腹に入れなさい!これが大事です。』

                                   という内容でした。

 ビョン・スウ先生の説教を、たった10分、通訳で聞いただけなのに、

私は霊的なピストルで撃たれたようになり

一瞬で全てを悟り、一瞬で聖霊に満たされ、喜びが止まらなくなったのでした。

 

そして、雲のような聖霊が臨み、私のお腹の周りを、ふわふわと包み、触りました。

そして、私が話すたびに、私の口から霊が溢れる、そんな体験をしました。

 コンジン執事さんの通訳に、ビョン・スウ先生の霊性が注がれ、

私の魂が、瞬間的に、生きた霊となったのでした。

 

御言葉によって、私が変わる…そんな霊的な説教を、通訳をとおして、いつも聞きたいと

思っても現実には、難しいのです。それは、日本語の通訳者が、とても少ないからです。

 

そして、1年前のことでした。聖殿が3階にあった時、水曜礼拝の賛美の中で、

イエス様が、悲しみ、泣いている姿を見ました。その時、主がこういいました。

 

『日本の魂がかわいそうだ……言葉の問題で、十分な恵みを受けずにいる。

韓国語の賛美の中でも、深く入っていけない。

かわいそうだと思わないか?

韓国人が受けている、同じ恵みを、こんなにも、与えたいのに。』と主は語りました。

 

私はイエス様が、日本の魂のために、こんなに思っていたことを知り、驚き、心が砕かれました。

私は主に、『韓国語を勉強しても、できなかったことをゆるしてください。

何十年かかっても、諦めないですから、助けてください。

私が通訳できるなら、のどから血が出てもやりますから、』と涙で訴えました。

 

イエス様が、『日本の魂のために、涙を流す通訳者を、』探していることが分かりました。

 

このような過程の中で、私は、神様が、韓国と日本という2つの国を、特別に結び合わせた、

理由があると思いました。

 

ある韓国の牧師先生が、『日本の宣教は、日本人がした方が、効果的です。』言いました。

でも実際に、今の日本のクリスチャン人口と、霊性を考えると、難しいと思いました。

 

ですから日本の魂が霊的に満たされ、多くの日本の働き人が起こされるために

神様が、日韓という2つの国を、結び合わせたと信じます

 

でも時々、韓国と日本は、お隣同士の国なのに、知れば、知るほど、

お互い、理解できなくなり、時には、壁ができてしまう時があります。

国際結婚においても、壁を感じて、精神的に疲れてしまう時もあるのです。

 

しかし、その時、主が、こういう思いをくれました。

『韓国人同士で結婚しても、日本で生まれて育った子供は、

日本の言葉や習慣になれてしまい、さらに霊的な悪い影響も受けてしまう

 

日韓の壁という問題は、国際結婚だけにあるのではなく、日韓の教会だけにあるのでもなく

日本にいる韓国の親子の間にも、出来てしまう可能性がある。』という事を悟ったのでした。

 

ですから、日本の福音化とは、日本の魂だけの問題ではないと思いました。

日本語が母国語になってしまった、在日韓国人の方、日本に住んでいる韓国人同士から生まれた子供たちにも、霊的に心に突き刺さり、魂が揺さぶられる、日本語の説教が必要だと思いました。

 

なぜなら、私が今まで、大型教会にいる時から、今に至るまで、韓国の霊的な牧師先生の説教を、通訳をとおして、聞いたおかげで、霊的な味を覚えたからです。

日本語の通訳によって、恵みを受けたおかげで、今の私がいると信じます。

それを思うとき、私は、いつも日韓という2つの国は、神様の中で、特別な絆で結ばれた、

兄弟国家を超えた、我が同胞だという思いがしました。

 

しかし、今までの、過去を振り返ると、日韓が1つになるということは、難しい問題でした。

それは、お互いが、肉を捨てた、霊的な関係に、なっていないからだと思いました。

 

ですから日本の魂が、油注がれた、説教と通訳をとおして、肉を捨て、霊的に目覚めるならば

日韓の絆が、もっと強く結ばれ、主の御技が起こることを、イエス様の御名によって信じます。

 

そのために、この地に、日本語で語れる、霊的な説教者や、通訳者が、たくさん起こされて、

聖霊の雨が、もっと、この日本の地に注がれることを、イエス様の御名によって宣言します。