ハレルヤ!この証が主の喜びとなる事を願います。
軍隊から除隊した夫が、韓国から日本へ来る前のことです。
2年の間、苦労したと、多くの方々が夫の除隊を喜んでくれました。
しかし、私は喜んでばかりではいられませんでした。
日本のビザを受けるためには、 夫は大学へ入学しなければならないし、
また、引っ越しするためには、大金が必要だったからです。
今、大学に通いながら、アルバイトをしている私にはとても無理な事でした。
二人が住む家を見つけ、また生活を立てていかなければ、というプレッシャーが私にはありました。
ビザと引っ越し、これは、私には絶対超えられない大きな山のように見えていました。
軍隊を除隊して一か月後、夫は色んな峠をのり越え、日本に来ることができました。
両親から大金を、援助してもらってきたのでした。
ところが、日本には住む所がありませんでした。
何か月前に、あらかじめ祈って引っ越しを準備するようにと牧師先生から言われていたのに、
私は従順していなかったのでした。
夫と共に教会の7階で留まる事になり、申し訳ない気持ちと、恥ずかしい気持ちで祈り、
家を探し始めました。
ところが、先生から言われた場所が、この辺で一番相場が高いところでした。
どの不動産に行っても "その場所は高すぎるよ"と
"あなたの条件が満たす、家はありません"と言われました。
また、気に入った物件は、家賃が数万円も高かったのでした。
しかし、御言葉を信じ、期待しながら探し続けました。
ほぼ一週間を回ってみましたが、これだ!という家はありませんでした。
場所が合えば、家がいまいちで、気に入った物件は教会から外れていたのです。
もう遅滞することができず、夫と最後に、家を見に行った時でした。
一番、最初に見にいていた家と、同じ物件だったのでした。
実は、場所は気に入っていましたが、家が狭いという理由で断った家だったのです。
もう、それ以上、物件がなかったので、最後に見たその家に決めました。
ところが、夫と一緒に家を探しながら悟ったことがありました。
感謝する心を持たないと、主が備えって下さった家があっても、
見つける事はできないということでした。
最初に、その家を見た時、欲を捨てたならば、すぐにその家に引っ越したはずなのです。
ところが、私は、これは私の条件に合わないと思い、
また、心の中に欲があったので、神様が備えられたものを見逃してしまった事がわかりました。
しかし、欲を捨ててから、最後にその物件を改めて見たら、とても良い物件に見えてきたのです。
地下鉄の駅まで3分、建物の一階には、スーパーがあって、教会も、牧師先生の家とも近いです。
場所が良いだけではなく、家もきれいで、内部に備えた施設も最高です。
もっと広い所がいいなという欲を捨ててみると、なんとすべてが最高に見えました。
それで、主の助けによって、夫が日本に来てから10日ぶりに引越しすることになりました。
心配していた家賃の問題も解決され、無事に引っ越しができました。
本当は、私の家庭は、日本で、家を借りて暮すような状況ではありません。
私は留学生で、日本人の保証が必要なのです。
ところが、保証会社を通し、保証人を立てなくても済むようにして下さいました。
私にとって、今回の引っ越しは、大きな意味があります。
信用のない社会生活のため、大変だった経験がたくさん、ありました。
なのに、私の名前で、この日本の地で、物件を与えてくださったことが嬉しくて感謝でした。
また、神様が供えてくださった家に導いて下さり、何より感謝しました。
自分で稼いで、家賃を払う事が、負担ではなく感謝になりました。
これからは好き勝手な私たち、家庭の古き姿を脱ぎ捨て、
より誠実に、より感謝の気持ちをもって前に進んで行きます。
私たちの家庭を哀れんで、導いて下さった事を忘れずに、
ただ感謝を持って進む私と家庭になることをイエスの名前で宣言します。
そして、ただ感謝する心で主の前に進みゆく私と皆さんになりますよう、イエス様のみ名で祝福します。